12時56分、終点の人吉(ひとよし)駅に到着しました。
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人吉は、温泉でも有名なところです。
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そして、改札口も大きくリニューアルし、レトロな感じになっています。
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最大の要因は、SL人吉号が走り始めたことにあります。
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駅の支柱には、変わった置物を見つけました。
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しばらくすると、次に乗る列車が来ました。
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13時06分発の特急「九州横断特急」号、別府行きです。 これも2両編成の短いものです。 |
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車両は、キハ185系です。 側面にも九州横断特急の表示があり、専用車であることがわかります。 |
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扉の部分にもロゴがあります。
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さっそく乗り込みます。 ホームとの間も離れており、段差もあります。 |
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こちらがデッキの部分です。 リニューアルされており、下の床が木目調になっています。 |
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客室内へ入るときは、こちらの透明なガラス戸があります。
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こちらが客室内ですが、今まで乗ってきた列車に比べ、特徴はあまりありません。
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ごく普通の特急列車という車内雰囲気です。
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リクライニングも倒れますが、あまり深く倒れません。 また座席の間隔もせまいです。
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特徴の一つは、まずは窓框。 飲み物が置けるようにくぼみがありました。 |
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そして、背面のテーブルも木目調になっています。
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また、座席の上にはバス用のクーラーの調節があるのが特徴です。
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運転台は、ワンマン列車と同じように、先までいけます。 そしてカウンターのような形になっているのも特徴の一つです。 |
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この部分までは、一般客でもはいれるので、最後尾からだと車掌気分や後方展望が味わえます。
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こちらがキハ185系の運転台です。
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定刻通り発車しました。 あっという間に町並みは消えて、田んぼが広がりました。
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13時13分、最初の停車駅である、渡(わたり)駅に到着しました。
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渡駅を出ると、球磨川が近づいてきます。 人吉から先は、球磨川と並行して肥薩線は走行します。
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今まで、はやとの風号やしんぺい号に乗っていたときが山線としたら、九州横断特急号の場合は、川線です。
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激しい揺れを伴いながら、列車は球磨川を進んで行きます。
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渓谷のような川になったり・・・。
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ゆったりとした川幅になったりと、川の車窓も変化します。
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球磨川は船下りも有名ですが、船は見えませんでした。
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すると、またごつい岩が目につく川の車窓になりました。
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次の停車駅が近づくと、すてきな旅を!という字が見えました。
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13時20分、一勝地(いっしょうち)駅に到着しました。
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一勝地の駅舎も歴史を感じさせるものです。 また、この駅は、名前の通り縁起の良い駅として有名です。 |
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駅を出ると、すぐに球磨川が寄り添ってきます。
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次の停車駅が近づいてきました。
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13時27分、球泉洞(きゅうせんどう)駅に到着しました。
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川幅のほうも少しずつ広くなっていきます。
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反対側の座席に座っていても、川が見えます。
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川の流れもほうもゆったりとなっており、下流が近づいていることがわかります。
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ちょうどこのころ、客室乗務員からキャンディーのサービスがありました。 九州横断特急号でもらったのは初めてです。 |
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山のほうもだんだんと低いものが目立ってきました。
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川の水はきれいとは言えないくらいの色でした。
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次第に川幅も大きくなってきました。
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途中で、橋を渡って、球磨川が見えるのが逆になりました。
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川沿いにたくさんの家が目立ち始めてきました。
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